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卒業生 2025年卒業
佐賀大学医学部
吉川 直樹さん
教員 英語科教諭 古川 陽一先生

自分の特性を理解してくれた指導に感謝(吉川さん)

吉川さん
古川先生は高校2年〜3年時の英語の教科担当でした。僕は英語が苦手だったんですが、「まずは単語と文法を固めよう」という先生のアドバイスから、基礎を重視した勉強方法を丁寧に教えてもらったことが、自分の学びの転機になったと思います。
古川先生
当時の吉川君は、どちらかというと手がかからないタイプという印象でしたね。あまり細かく干渉せず、彼の自主性を尊重しながら見守っていた記憶があります。陸上部に所属し、800mを専攻していたこともあり、ペースを刻むようにやるべきことを自分で見つけ、コツコツ取り組む力がありましたね。自己管理がしっかりできる生徒だったので、私としては「基礎を固めればきっと英語力も伸びる」という確信がありました。
吉川さん
英語の授業は、学力に応じて3つのクラスに分かれていて、僕は当時、真ん中のβクラスにいました。基礎をしっかり固めることを重視したクラスで、英語に苦手意識があった自分にはすごく合っていたと思います。最初は正直、「上のクラスの人たちはすごいな」と感じていたんですが、先生が「やることをきちんとやれば、ちゃんと追いつけるよ」と声をかけてくれて、それが支えになりました。あの時、自分の特性に合った指導をしてもらえたことが、今振り返るとすごく大きかったなと思います。

部活を頑張ってきた生徒は、
その後の伸びが違う(古川先生)

古川先生
教える側としては、常に「その子の今いる位置と、これからの可能性」を見ながら関わるようにしています。特に弘学館では、勉強と部活を両立させている生徒が多いので、そこで得た集中力や自己管理の力を次のステージに活かしてくれる。それが弘学館の生徒たちの強さだと思います。当時の吉川君に関しても、最後の大会を良い形で終えられるようにと願っていたのを覚えています。実際に部活を引退してからの切り替えも見事でしたね。進学への意識が一段と高まったのを感じました。
吉川さん
自分の中でも「ここが勝負所だ」と思えるタイミングで、先生方が背中を押してくれるんです。その距離感が弘学館らしいなと思います。「面倒見が良い」って言葉だけじゃ伝わらない、先生方の熱量があるんですよね。

互いを高め合い、学びが日常になる、
弘学館の環境(吉川さん)

吉川さん
学内もみんなが自然と勉強に向かう空気感がありました。周りの友達が頑張っていると、「自分もやらなきゃいけない」って思えるんですよね。逆に、きっと僕自身の勉強に取り組む姿も、どこかで誰かの刺激になっていたんじゃないかと思うんです。互いに影響を与えることはすごく大事で、受験期は特にその雰囲気に助けられたと思います。弘学館ではそういう環境が自然とつくられていくので、最終的に医学部進学という入学当時からの大きな目標達成につながっていったと思っています。
古川先生
教員としては、生徒たちが自分から動き始めるタイミングを逃さないように、声をかけたり、きっかけをつくったりしていますが、最終的に生徒同士で引っ張り合って成長していく姿を見ると、弘学館の環境力は本物だなと実感しますね。寮生活も含めて、学ぶことが生活の一部になっていく。だからこそ、進学に向けてのモチベーションも、継続力も自然と身につくんです。